京都の森をまもり、はぐくむ
森づくり事業
森づくり事業
平成22年をピークに京都市内で猛威をふるったナラ枯れ跡地は、ニホンジカ等の食害により植生が回復しない状況にあります。ニホンジカ等による森林植生への食害や外来植物の繁殖、林内の日照不足等、不健全な状態にある林分において、森林の有する多面的機能を回復させ、四季の彩りを感じる価値ある森林の育成をはかっています。具体的にはナラ枯れ被害木を伐倒・集積し、防鹿柵を設置し、イロハモミジやケヤキなどの高木性樹種、ムラサキシキブやウツギなどの低木性樹種を組み合わせ、適地適木の原則に基づき植栽しています。
平成30年21号台風により京都の山でも大量の風倒木が発生しました。二次被害を起こさないために、被害の大きかった針葉樹人工林を早期に再生する必要があります。同様の被害を繰り返さないための森林再生のモデル的な取組を行っています。
また、森林再生の推進に寄与する技術者の育成も行っています。
久多市有林は山村都市交流の森エリア内にあり、八丁平・峰床山など貴重な動植物の生息地を含んでおり,登山者の人気も高い場所です。
京都市及び関係機関と連携して,入山者の安全の確保と動植物の保護・保全のため、巡視や防鹿柵の設置などの業務を行っております。